76回目の終戦の日。戦争の悲惨さを頭ではわかっていても、実感としてなかなか感じるのは難しいと思っていましたが、オリンピックやコロナ対策を通じて『戦時中と同じ』という声を聴くと、思わず納得することもあります。 戦いで勝利を伝えたら国民は皆、賛同するという考え方は76年前と同じ。 金メダルの数が過去最多だから、このオリンピックは成功と思っている国民はどれくらいいるのでしょうか? オリンピック開催中にどんどん拡大するコロナ感染。東京に住む知人がコロナに感染し、味覚がなくなったということで電話をしても、なかなか通じず、やっとつながったと思ったら「検査をして陽性と出ても、自宅待機しかないので、検査はしなくてもよいのでは?」との返事らしい。陽性とならなければ、食事も届かないため、自力で買い物に出かけるしかない? そんな人が都内に何人もいたら、感染拡大が止まらないのも納得。日本の病院のベッド数は世界でもトップクラスだということですが、入院できずに自宅待機。自宅待機の方に対して何の配慮もなしという現状を見ると、国を挙げて満蒙開拓を奨励していたのに、引き揚げてきた方たちには何の対応もなかったのと同じという意見も報道されていました。 菅政権が初めに打ち出した『自助』という言葉は、この時のためだったの??
不要不急の外出禁止は必要だと思いますが、同時にワクチン接種を今以上に早める、感染者の対応をしっかりと行うという政府の役割も確実に果たさなければ、無責任すぎるというもの。 若者たちの間では、ますます政治不信が広がり、「国に期待しても仕方がない」「初めから頼りにしていない」という言葉も聞かれます。 しかし、日本は国民主権の国だということを忘れてほしくないですし、いろいろな形でそこを話し合っていきたいと思っています。
西日本では豪雨による大きな被害が出、コロナ対策とともに大変な状況です。心からお見舞い申し上げます。1日も早く、落ち着いてくれるとよいですね。 北海道の猛暑といい、数十年に一度の大雨といい、人間が招いたものだと専門家の意見も出ていますが、その対策も大いに急ぐべきです。世界中の軍事費を環境改善に向けることが何よりも必要なのではないでしょうか?今日は終戦の日です。