各職場に入った新人さんも1カ月が過ぎましたね。少しは慣れたでしょうか? 自分自身を振り返ると、その日その日が精一杯で、慣れたという実感など全くなく、今日も何とか1日が終わった!という感じでした。 それは2年目に入った今頃の時期でも同じで、自分の仕事で精一杯で、全体を見ながら優先順位を考えて行うなど、全くできていなかったと思います。 でも、先輩がいつも適切にアドバイスや手助けをしてくれたので、自信は全くありませんでしたが、心が折れて出勤できなくなるということも全くありませんでした。 ところが、最近耳にした職場では、「2年目なのだから」という理由で仕事が増え、それをこなせない時にアドバイスや手助けをするどころか、からかったり、馬鹿にしたり、怒鳴ったり・・・。 昔は、どの職場でも「育てる」環境があったと思います。学校とは全く違った環境で、大人として生きる、仕事に責任を持つということは、1年や2年で簡単に出来ることではありません。しかし、1日も早く1人前にならなくてはならないので、上司や先輩の力を借りて、全力で取り組んできたはずです。 ところが今は、教育される期間はほとんどなく、即1人前として扱われ、出来なければ経験不足ではなく、能力不足となってしまいます。 そして「使えないヤツ!」というレッテルが貼られてしまいます。 いつからこのようなことになってしまったのでしょう? こんなことを繰り返して、新人はどのように育っていくのでしょう?職場全体、地域全体、国全体はどのようになっていくのでしょう?
子どもも大人も、誰でもが、自分の持っている力を存分に発揮し、足りないところは補い合い、より良い地域を作っていくにはどうしたら良いのでしょう?みんなが、「生きていてよかった!」と実感するにはどうしたら良いのでしょう?非常に力不足の私ですので、より多くの皆さまの力をお借りしながら、少しでも良い方向へ進めていきたいと思っていますので、これからもよろしくお願いいたします、